登場する人物みんな狂ってる「復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する」の感想・ネタバレ

2020年9月2日

復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双するのココが面白い

勇者が裏切られ復讐をする系のコミカライズでは一線級と思っている「復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する」の紹介です。
前回紹介した「うちの奴隷が明るすぎる」とは、まさに逆を行くグロく狂っている陰100％の物語です。

復讐する主人公がニヤニヤ笑っているところもおそロシア。とにかく尖った作品となっています。なので、読む人をかなり選ぶ作品だと思うので、購読は慎重に。
以下から、作品の紹介になりますが、グロいのや胸糞悪い話が嫌いな人は、文章読んでいるだけで嫌な思いをすると思うので、ブラウザバックしてください。

復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双するのあらすじ紹介

以下、ヤンジャンのアプリサイトから抜粋です。

最強の勇者として魔王を倒したラウルは、世界の救世主となる――はずだった。私利私欲を貪る貴族たちにより、仲間や家族を殺されたラウルは、偽りの罪で処刑される。命が潰えるその直前、ついに彼の心は悪に墜ちた。……あの裏切り者どもを、火炙りにして殺す。八つ裂きにして殺す。串刺しにして殺す。 地獄のような苦しみの中で、憎き者たちを全員容赦なく殺してやる……！！！！闇の力を手に入れ蘇生を果たしたラウルは、復讐を誓い、嗤う。「ああ、たのしみだな。――これからあいつらの血を、思う存分浴びることができる」勇者の復活から数日後。花の咲き乱れる王都で、残虐を極めた復讐無双がはじまるのだった――。

復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双するのネタバレ含む感想

この感想は単行本2巻を読んだ時点での感想です。

キャラクターについて

ラウル

愛の女神により転生させられ、勇者として魔王を倒し世界を救った人。最初の1周目は善人だったはず。
色々な人物の裏切りに遭い、処刑されるまでは。

処刑された原因（王女を拒んだこと）も腹立たしいが、ラウル周辺の人々への扱いも酷かった。そりゃ、女神に生き返らせて復讐させろとものすごい悪い顔で言うことになりますわ。
処刑時に誓った「すべてを奪い絶望を与え切り刻み焼き討ち八つ裂きにして地獄のような苦しみの中で殺す」を実行するのも仕方ない。

ヴィクトリア

王女と書いてクズと読む。自分の美しさに誇りを持ち、プライドがエベレスト級、性格最悪な人。
気に入らなければ、メイドなどを鞭打ちにしたりやりたい放題。自分のことを「国の至宝」「不一無二の存在」と言い放つほどの自己中。
男児を産み、国の実権を握ることを画策している。
ラウルを処刑にした中心人物で、ラウルの強い瞳を気に入り、その瞳を汚したいと願っていたという狂人。

サンドラ

王女ヴィクトリアの側近で女騎士。あんな頭のおかしい王女に忠誠を誓っているおかしな人。
ヴィクトリアのためになら死んでもよいと考えているが。。。
勇者の前では雑魚すぎて、動きを封じられてしまう。その際、ヴィクトリアに足を切り落としてでも守れと言われてしまう悲しい人。
その後、勇者に操られヴィクトリアをボコボコに殴る。その後は、お察し。

勇者の姉

ヴィクトリアによって、村ごと虐殺され妊娠中だった姉も串刺しにされ殺される。
勇者とは仲が良く、子供が生まれたら抱っこしてねという約束をしていた。ちなみにヴィクトリアは、その遺体を勇者に見せつけるなど狂ったことをしている。（おそらく、勇者の瞳を汚したいという欲望によるものと推察）

ブラウン

将軍と書いてクズと読む。この一家は子供から使用人まで狂っており、人肉を食するなど人間とは思えない所業を平気で行う家。
妻は薬物などの研究をしている家の出で、そちらの方面にも詳しい。ちなみに妻は毒物を塗った矢でラウルを射殺そうとするも、その矢を跳ね返され毒死することに。

勇者ラウルが幼かったころ、村が襲撃される事件が起きる。その際に、ラウルの母は殺され木に吊るされるという悲惨な出来事が起こっていたのだが、それを行ったのがこの将軍。胸糞悪い。
勇者への敵意は以前から持っており、国で最強なのは勇者ではなく自分ということから生じたものだった。

国立薬学研究所の人々

研究所所員と書いてクズどもと読む。将軍ブラウンの縁者たち。
様々な陰湿な研究をしており、その中に狂戦士化の薬もあった。狂戦士化の薬を飲むと化け物のように肉体が強化されるかわりに。。。

愛の女神

勇者を転生させてこの世界に送り込んだ女神。勇者ラウルを心から愛している。そう狂おしいほど愛している。
ラウルのためであれば何でもする女神様。一度死んだ魂は浄化させてからしかこの世に戻せないが、復讐を誓ったラウルの願いというか命令により闇の力を開け放った上で復活させる。
色々ラウルに責められるも、それすらも愛しい模様。

世界観について

これまた中世ヨーロッパ風の魔法が存在するヒロイック・ファンタジーな世界。魔王が君臨していたが、勇者によって討伐された。
2巻まででは詳しい情報はありませんが、勇者がいた国があり、その国のお偉方は大体酷いのしかいない模様。
国の王は、必要とあらば一般の村人を襲わせる。王女も同じようなことをするなど、一般人にとっては散々な国。

ストーリーについて

勇者ラウルが魔王を討ち果たし世界を救ったところから物語は始まる。
が、すぐにラウルが処刑されるシーンへ移るという超特急展開。それもそのはず、これはほんの序章にすぎないのだから。

というわけで、せっかく魔王を討ち果たしたのにアレヤコレヤされた挙げ句、自身は磔にされ殺されるというのが序章です。
それは呪詛もかけるし、女神に復讐をさせろと復活させたりしますわな。

基本、勇者は目には目を的なこともしますが、基本相手が嫌がることを徹底的にやる方針の模様。
例えば2巻時点ではまだ死んでいませんが、王女は男児を産んで実権を握ることを願っていました。その王女には魔法で子宮を潰し、子供を産めない体にします。
さらに将軍は、これまで内密に捉えた人間を処理し、人肉を食らうというエゲツないことをしていました。
その将軍には、自分の子供の肉を食わせたりとこれまたエゲツないことをします。書いてて吐き気がしてきました。

ラウルを裏切ったのは、王女や将軍だけではないので、これから展開される王女への復讐・その他これから登場するであろう人々への復讐には寒気が出そうです。

復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双するの評価

最初の方にも書きましたが、読む人を選ぶ作品です。
復讐モノの中でもかなり重い方なのではないでしょうか。その分、話が作り込まれているというか、一度話に取り込まれると中々抜け出せなくなります。
この勇者ラウルの復讐の果てに何があるのか、終わり方が大変気になる作品になっています。

が読む人を選ぶ作品なので、復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双するの評価は、（ドラムロール）

★★★星3つです！

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