主人公が徐々に成長→化け物じみていく「俺だけレベルアップな件」の感想・ネタバレ
俺だけレベルアップな件のココが面白い
- 物語の最初は最弱だった主人公が、徐々に強くなり無双していくところ
- 主人公が強くなる要因となる仕掛けと謎
- MMORPGが現実となったような世界観
今回は異世界というよりファンタジー的な漫画で、韓国の漫画を日本向けにした「俺だけレベルアップな件」の紹介です。
ジャンルとしたら成り上がりものになるのか、最初はものすごく弱かった主人公がある事件をきっかけにほかの人にはないレベルアップという概念を獲得し、様々な努力や試練を超え俺つえーになっていく物語です。
基本的にはピッコマで連載されている漫画で、待てば新しい話数以外は無料で見られます。ただ一気見したいとか、何度か読み返したい場合は電子書籍版も発売されています。（1冊1,000円越えと高いですが）
電子書籍版は、ピッコマの連載と比べるとかなり遅いペースでの発刊となっているので、そこも注意が必要です。
ちなみに原作は小説で、そちらは当たり前ですが漫画版より先まで物語が進んでいるので、漫画版の先が気になるという方はピッコマでそちらも連載されているのでチェックしてみてください。
俺だけレベルアップな件のあらすじ紹介
以下、ピッコマのサイトから抜粋です。
十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。 ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人たちだ。しかし全てのハンターが強者とは限らない。 人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター「水篠 旬」 母親の病院代を稼ぐため嫌々ながらハンターを続けている。 ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した「旬」は死の直前に特別な能力を授かる。 「旬」にだけ見えるデイリークエストウィンドウ…！？ 「旬」ひとりだけが知ってるレベルアップの秘密… 毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップする…！？ 果たして「旬」ひとりのレベルアップはどこまで続くのかーー！！
俺だけレベルアップな件のネタバレ含む感想
この感想はピッコマの144話まで読んだ時点での感想です。
キャラクターについて
水篠旬
本作の主人公で、物語開始当初は年齢相応の顔立ちとハンターランクEという文字通り「最弱」の人。
周りの人間に馬鹿にされても、家族のために死を覚悟しつつハンターという職業で稼ぐ善人。
とある事件に巻き込まれ生き残ったことで、通常の人間ではありえない「システム」を使えるようになり、徐々に力をつけていく。
途中からは、最初のかわいらし気な面影は全くなくなり、別人のような顔立ちと背格好になる。（いや、顔変わるのはおかしいだろ！）
結構、物語上美女に囲まれるも童貞力からか気づかずに終わったり、フラグを折りまくっていくスタイル。
物語が進むにつれ一人で国家を潰せるくらいの力を手にするも、悪い欲望にとらわれたり闇堕ちしないメンタル強者。
バトルスタイルは、王道ではなく短剣を用いたアサシン的なスピードを重視したスタイル。
それにプラスしてというか、これがチート級に強いのだが倒したモンスターを支配下に置く特殊スキル（制限あり）があり、テイマー的な力も行使する。
うーん、テイマーは語弊がある気もする。軍団を率いる将軍・王のほうがしっくりきます。（劇中でも王と呼ばれていますし）
その他大勢
主人公以外の登場人物は基本入れ替わり立ち代わりといった感じで、恋人ができたりとかあんまりないです。
妹や母親、のちのギルド仲間兼荷物持ちなど比較的出番の多いキャラクターはいるものの、基本は主人公水篠旬のバトルと成長がメインなので、そのお話ごとの敵やライバルキャラクターが出てくるだけ。
なので、その他大勢としました。
ネタバレ的な要素で、そのうち関わってくると思われる父親とか、「システム」に関連するボスキャラがいるものの現時点では謎のまま。
基本嫌な奴は何らかのひどい目にあってフェイドアウトしていくある意味勧善懲悪なところもあります。
世界観について
前述したあらすじにある通り、現代の日本が「ゲート」の出現によりMMORPGのようになった地球らしき世界が舞台。
MMORPGでいうプレイヤー＝ハンターのような感じで、覚醒者であるハンターはそれぞれタンク・ヒーラーなどできることが違う。
覚醒者はその強さにより、弱い順からE～Sと階級分けされておりS級に至っては国家権力級ハンターと呼ばれるものもいるほどの強者である。
ゲートにもランクがつけられており、基本的にゲートのランクに合わせて強いハンターを派遣する。
稀に特殊なゲートが出現し、世界を恐怖に陥れるような事件も発生する。
このような事件があるため、国としては強いハンターがいないと国家の存亡にかかわる事態となる。
ストーリーについて
序盤はあらすじのような展開で、144話まで読んだ時点では懐かしくもなる弱い旬君を見られる貴重な時代。
とある事件を生き残ってからというもの、とんとん拍子とまではいかないまでも、日々の（強制的な）クエストをクリアしたり、「システム」に導かれるように様々な課題を課せられそれを乗り越えていくうちにイケメンハンターに覚醒していきます。
ちなみにこの世界では再覚醒者というハンターが稀に生まれます。通常、覚醒後につけられたランクは変わりませんが、再覚醒したハンターはとんでもなく強くなることがあるそうな。旬君というかもうこの時点では旬様もそんなこんなでS級ハンターになっちゃいます。
この俺だけレベルアップな件が面白いところは、強くなって俺つえーして終わるのではなく、規格外の強さには代償のというか責任のようなものがあるのか「システム」の謎・からくり・裏のようなものがあり、その強大な試練に旬様は立ち向かうことになります。
父親との邂逅はまだないものの、なにやら揉めそうな予感はしますし、まだまだ「君主」というワードなど分からないこともあり、物語の続きが気になりつつも俺つえーを楽しめるストーリーとなっています。
俺だけレベルアップな件の評価
強くなる過程をしっかりと、しかも無駄に長くせず適度に苦労させて描かれている点が◎。
世界観もありがちではあるものの、まだまだ判明していないゲートの謎など、ワクワクさせてくれるところもGOODです。
キャラクターは、旬様とその他という感じになってしまっているところは少し残念。支配下に置いた元モンスターたちとの会話？のようなものがクスリと楽しい時もありますが、ほかにも立ったキャラクターがいれば良かったかなと思います。
今のところですが基本的には、救いのある物語なので重い話はちょっとという人に向いていそうです。
そんなわけで、俺だけレベルアップな件の評価は、（ドラムロール）
★★★★星4つです！
俺だけレベルアップな件アニメ化の可能性について
物語は面白いもののキャラクターが旬様が突出しすぎているので、キャラクタービジネスにはならなそう。
また韓国の漫画ということにあり、そこを気にするひとは気にするかも？
ピッコマという巨大なマーケットが次のステップとしてアニメを選ぶということになれば、可能性があるのではないでしょうか。
個人的にはアニメ化されれば普通にみますが、円盤を買ったりグッズを買ったりすることはなさそう。
ただピッコマというアプリに触れていない人はある程度いると思うので、新規読者獲得という目的であれば効果がある気がします。（何様）
最近は中国のアニメも出てきますし、韓国のアニメももしかしたら出てくるのかも？
もし制作するなら、ちゃんとした制作会社を使用して世界に評価されるように大事にすべき作品かと思います。（だから何様？）
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