綺麗なアインズ様?「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」の感想・ネタバレ

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中のココが面白い

  • 骸骨の姿で異世界転移はオーバーロードを彷彿とさせるが、のほほんとした優しい世界
  • 一部を除き圧倒的な強さで無双する爽快感
  • 割と勧善懲悪なので、あまり考えずに楽しめる

今回は異世界転移モノでアニメ化も決定した「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」を紹介します。
「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」は、目が覚めるとゲームのキャラクターの姿で異世界に転移していたという王道なものです。

外見が骸骨、そして異世界転移のためオーバーロードを思い出す方も多いかと思いますが、全くジャンルが違うことが少し読めばわかります。
アインズ様の世界はダークでハードモードな世界ですが、それに比べればこちらの世界は明るく優しいファンタジー世界です。

タイトルの通り、外見は骸骨ですが天騎士という職業のまま異世界転移したので、フルプレートでフルメイルなので兜を脱がなければ骸骨だということはバレません。
主人公自体が、結構ポジティブなので何とかなるさーみたいな感じで、飄々と物語を紡いでいきます。

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中のあらすじ紹介

以下、コミックガルドのサイトから抜粋です。

目覚めるとMMORPGのキャラの姿で異世界に放り出されたアーク。その姿は、見た目が鎧、中身が全身骨格という〝骸骨騎士〟であった。目立たず過ごすことを決意したが、目の前の悪事は捨て置けず……!? 骸骨騎士アークによる無自覚“世直し”異世界ファンタジー!!

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中のネタバレ含む感想

この感想は漫画単行本9巻まで読んだ時点での感想です。
※原作は小説ですが、私はそちらは読んでおりません。

キャラクターについて

アーク

目覚めると異世界転移していた骸骨男。職業は天騎士でサブ職業は教皇。
転移先の世界では規格外の力を持っており、一軍に匹敵するほどの力を行使することもある。
能天気というかポジティブな性格で、おかれた状況に悲観せずに行動できるメンタル強者。

強気を挫き弱気を助けるを地で行く善人で、ふつうは人とは交流を持たないような種族や動物にも好かれるナイスガイ。
信頼した仲間には素顔を晒しており、気心がしれた仲間からは強さからくる常識のなさに呆れられることも。

あまり尖ったキャラクター性はないが、嫌われることもないキャラだと思われる。
ただ、骸骨な故に全裸で寝転がっているとスケルトンにしかみえないというところは普通ではない。

ポンタ

本作品のマスコット的なキャラクター。
綿毛狐と呼ばれている精霊獣で、通常は人に懐かない。
すごくモフモフしたくなる。

アリアン

本作のヒロイン。エルフ族の女剣士。
エルフ族は人族に捕らえられ高値で売られるなどの迫害を受けているが、その同胞たちを守っている。
アークとも連れ去られそうになっていた同胞を助ける際に、助太刀をされる形で知り合う。
最初はアークを不信がっていたが、同法の傷を癒してくれたり、救助を手伝ってくれたりしている内に信頼していくことになる。というか、惚れてるね。

強い母と姉がおり、コンプレックスを抱いている。
こちらも主人公同様、尖ったキャラクター性はないが、王道な感じのヒロイン。
あ、ひとつだけ注意点が。この方、酒乱です。

チヨメ

獣人族で刃心一族の六忍の一人。サブヒロイン的なキャラクターの忍者娘で獣娘。こう見ると結構属性多い。
チヨメも同胞が捕らえられており、それを救出する任務にあたっている。
また兄のような存在の行方を追っており、そちらがメインストーリーにもかかわってくる。
刃心一族は、遥か昔にアークと同じように異世界転移してきた人物により創設されたもので、こちらも物語の核心に迫るピースになりそう。

世界観について

中世ヨーロッパ+魔法な、オーソドックスな世界観。
人族だけでなくエルフ族・獣人・ドワーフなど様々な種族が存在している。
アークが転移した国では後継者争いが起きており、こちらもよくあるといえばよくある設定。

ストーリーについて

序盤はエルフや獣人など、捕らわれた人々を助ける勧善懲悪なストーリー展開です。
その中で、エルフ族や獣人族の信頼を得ていき、骸骨という素顔を晒せる仲間も増えていきます。
バトルが結構多いのですが、基本的にはアークの敵にはなり得ない相手ばかりです。(一部の物凄く強いヒロインの母上を除く)
序盤の大きな戦いは、ヒュドラとの闘いとなりますが、これも人外じみた力でねじ伏せます。ほわー!俺つえー!

チヨメとの出会いで、遥か昔に同じような転移者(ハンゾウ)がいたことが判明したり、アークのミスでたまたま落ちたところに謎の船があったりと、後々につながる伏線がちょこちょこ出てきます。
中盤以降の流れで、呪いを解くといわれている泉に入ることになるのですが、一瞬呪いが解け骨から通常の人間に戻りかけたものの、気絶してしまいます。この現象に対して「本来の肉体が別世界に存在する」ということを意味すると偉いドラゴンが告げます。
ということは、完全に異世界転移ではなく、SAOのようなゲーム内に取り残されたような現象とも考えられることに。この謎については、いまだはっきりしたことはわかっていませんが、今後気になる展開です。

6巻以降はヒルク教という怪しげな集団との戦いがメインとなってきます。
この教皇、何やらアークと同じような転移者っぽいにおいをプンプン漂わせています。
この教皇の配下が揃いもそろってクズ揃いなので、アークの俺つえーにより倒されるのを心待ちにする展開となります。
このヒルク教との絡みで、チヨメの兄のような存在のサスケも登場し、物語は少し混とんとしてきます。

ストーリーは、進むにつれて単純でライトに楽しめるものから、若干重めのものにシフトしていきます。
ずっとライトな展開だと3巻くらいで飽きてしまうので、よいテンポのストーリーだと評価できます。

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中の評価

世界観は(すべて解明されてませんが)オーソドックスで、入り込みやすいものの少し捻りにかけるかな?という評価です。
ストーリーもあまり独自性があるとは言えませんが、アークが嫌みのないキャラのおかげか、結構楽しめるものとなっているというのが私の印象です。
キャラクターはアークは前述のように嫌みがなく、良いキャラですが他の作品と比べるとインパクトに欠ける気もします。あとはポンタ可愛い、モフモフしたいー!
といった感じで、世界観・ストーリー・キャラクターともに良いものの、ほかの作品と比べるともう一つスパイスが欲しいところといったところでしょうか。

そんなわけで、骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中の評価は、(ドラムロール)

★★★星3つです!

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中アニメ化の可能性について

すでにアニメ化が決定したというニュースが出ています。
なので、可能性ではなく決定ですね。PVもすでに公開されています。

声優さんが決まっているところを見ると、そう放映時期は遠くないように思われます。
アークの声優さんの声は結構イメージ通りです。
今後の情報に注目ですね!

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