女性版アインズ様?「ティアムーン帝国物語」の感想・ネタバレ

2020年8月27日

ティアムーン帝国物語のココが面白い

  • 百面相なヒロインミーア
  • ミーアの言動を見事に読み間違える周囲の反応
  • 前世と今世の違いと変化

個人的にティアムーン物語の主人公「ミーア」は、異世界転移モノの傑作「オーバーロード」の主人公アインズ様の女性版かと思っています。
デミウルゴス=ルードヴィッヒのようなイメージ(個人の感想です)で、物語中のキャラクターたちが勘違いしていく模様が楽しい作品です。

原作は小説家になろうから開始され、今はTOブックスから書籍が刊行されています。舞台化も決まるなど注目度が上がっている作品です。
そんな「ティアムーン帝国物語 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」の漫画版を2巻まで読んだ時点での、ネタバレを含む感想という形で紹介したいと思います。

ティアムーン帝国物語のあらすじ紹介

以下、Audible版「ティアムーン帝国物語」サイトからの抜粋です。

崩壊したティアムーン帝国で、わがまま姫と蔑まれた皇女ミーアは処刑された――はずが、目覚めた彼女は12歳に逆戻り?? 第二の人生でギロチンを回避するため、帝政の建て直しを決意する。手始めに忠義に厚い下っ端メイドと、左遷されたが優秀な文官を味方につけ、失敗した過去をやり直す日々が始まった。けれど、ミーアの本音は「我が身の安全第一」。仇敵を遠ざけ、人脈作りに励むうちに、なぜか周囲の忖度で次々と奇跡が実現! やがて、身勝手なはずの行動は大陸全土の未来を大きく変えていくのだった……。

ティアムーン帝国物語のネタバレ含む感想

キャラクターについて

主人公:ミーア・ルーナ・ティアムーン

このキャラクターを一言で表すと、徹底的自分ファースト・ゲスい。
帝国の姫君が出てくる漫画などでありがちなワガママ放題の性格です。前世(一度目の世界)では、わがままという認識すらなく自己中心的な振る舞いを続け、3年の投獄生活を送り最後には断頭台へ。因果応報な姫君様でした。

やり直しの世界では、過去の失敗を繰り返さずに何とか断頭台から逃げ切るべく、自分ファーストはあまり変わらないまでも前世の獄中で世話になったメイド「アンヌ」に恩義を返すべく、平民出身という身分を超えて自身の専属メイドにするなど、前世の反省からか多少良識というものを獲得しています。

ただ基本的には、ゲスいです。自分ファースト。何とか断頭台を逃れるべくしたことを周りが勝手に良い方に捉え、ミーアの知らないところで評価がどんどん上がっていく。そんなところが私がオーバーロードのアインズ様に似てるなと感じているところです。

このキャラクターの魅力は、表情が百面相のようにコロコロ変わるところです。真っ青になったと思ったら、ドヤッ!となったり、ゲス顔になったりと見ていて飽きないキャラクターとなっています。
あとはメインヒロインだけあって黙っていれば見た目は可愛いです。でもこのキャラクターの良さはゲスさにあると思うのであります。

アンヌ・リトシュタイン

ミーアを前世で最後まで世話をした心優しきメイドさんです。この娘に裏表があったら私は泣いちゃいます。
やり直しの世界では、ミーアに心から心酔しておりミーアがゲスいことを考えるはずがないという、お花畑脳に。
そのお花畑脳が真価を発揮するのは、ミーアから恋愛の相談を受けるとき、その時は妹が描いた恋愛小説の知識のみでミーアを強烈に支援します。

良い子。ホント良い子。

ルードヴィッヒ・ヒューイット

帝国の行く末を案じる真面目な文官様。この方も前世では最後までミーアの助命を訴えた人。
ミーアには前世では、わがまま放題を注意し「陰険メガネ」「クソメガネ」などと呼ばれていた。

やり直しの世界では、ミーアが前世の知識を色々とドヤッ顔で駆使した結果、聡明な姫君と思い込んでしまう残念な人。
その後もルードヴィッヒのミーアに対する壮大な勘違いは続いていき、忠誠心はうなぎのぼりに。

この人が勘違いすればするほど面白くなる。

ティオーナ・ルドルフォン

辺境貴族の娘ということで前世では色々と辛い目に遭い、回り回ってミーアを断頭台へ導いた人。
やり直しの世界では、ミーアはなるべく接触を避けようとするも、不本意ながら?ティオーナを助けることとなり、前世とは違い信頼を得ることになる。

今の所まだわからないが、なんか影のある感じの女の子。Sっ気のある人ならいじめたくなるかも。

シオン・ソール・サンクランド

こちらも前世でミーアを断頭台へ導いた王子様。イケメン。
イケメンなので前世のミーアは好意を抱き、ダンスに誘ってくれてもよろしくってよと思っていたが、この人の目には止まらず。
やり直しの世界では、ルードヴィッヒほどではないにせよ聡明な姫君と勘違いしている。

イケメン。PERFECT HUMAN。

アベル・レムノ

ミーアが自身の保身のために夫に迎え入れようとしている王子様(第2王子)。
ここでいう保身=帝国が攻められたときに援軍を送ってもらえるようにコネクションを作るという意味。
本人は剣の才能が兄と比べてなく、色々拗ねていたところをミーアに一喝されたりで、どんどん男になっていく。

漢になれ!アベル!

ラフィーナ・オルカ・ヴェールガ

聖女と謳われる清廉潔白な女性。ミーアのようななんちゃって聖女ではない。
前世ではミーアを断頭台へ導いた人。ミーアは前世のその経験から、このラフィーナとシオン、ティオーナと会うときは、なんとも言えない表情で接することになる。

聖女と謳われてるけど、なんか裏のありそうな人。夫となる人はきっと尻に敷かれることでしょう。

世界観について

中世ヨーロッパ風の世界観で、世界地図は一部しか見ていないものの地球ではない模様。漫画版では魔法のようなものは出てきていないことから、剣と魔法の世界ではないと思われる。
ミーアが前世で書いていた日記帳がなぜかやり直し世界にも存在し、ミーアが何か歴史に影響することを行うと、その日記帳も変化していく謎の日記帳が存在する。
ミーアはこの日記帳の最後のページに断頭台ではないグッドエンドが記されるように日々頑張ることとなる。

その他、貴族が一定の年齢になったら通う学校が存在し、そこでティオーナ、シオン、ラフィーナの3大厄?やアベルたちと出会うことになる。
総合すると世界観は特別な設定はそこまで感じない。いわゆる日本人が考える中世ヨーロッパが舞台といった印象です。

ストーリーについて

ストーリーは、最初の断頭台や前世の投獄生活シーン以外は基本的にコミカルで、ミーアの百面相を面白おかしく堪能しつつ、断頭台をいかに回避するかという点を中心に進んでいきます。
基本的にはギャグ描写が多く、勧善懲悪系なストーリー。断頭台を避けるべく様々な行動に出るミーアとその周辺人物をゲラゲラ笑いながら読めます。

前世ではAという経過を辿ってBという結末だったけど、やり直しの世界ではCという要因が新たに生まれていたため、Dという良い結末にというのが基本線です。
私自身が好きなのは、ミーアが何を考えているのかも知らずに周辺の特にルードヴィッヒが色々と勘違いしていくところが好きです。

ミーアも根は良い子な気もする(気がするだけかも)
最終的にミーアが成長して、意図しないで良いことをするのではなく、意図して良いことをするようになるのかな?

ティアムーン帝国物語の評価

やり直し系のモノではすごく面白い部類だと思います。
特にミーアの表情豊かなシーンは漫画ならではかと。巻末には小説の試し読みも出来たりするのですが、小説とは少し違った楽しみ方が出来ます。
キャラクターの、特にミーアの魅力が大きい作品かと思います。なので、登場するキャラクターを好きになれるかで、好き嫌いが分かれるのではないでしょうか。
世界観や設定は特殊なものは今の所はないかと思います。

ということでティアムーン帝国物語の評価は、(ドラムロール)

★★★★星4つです!

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