地球の魔物は弱すぎる!?「異世界帰りの勇者が現代最強!」の感想・ネタバレ

異世界帰りの勇者が現代最強!のココが面白い

  • 転移前の弱い自分はどこへやら、世界を救った勇者なので大抵のことには余裕で対応
  • 異世界で培った能力は帰還後も健在。日常での異世界生活
  • キャラクターデザインが某界隈では著名なたかやKi氏ということもあり、登場するキャラクターは大抵可愛い

タイトルどおり、異世界を救った勇者が現世に帰ってきてからのお話です。
異世界から帰っても、魔法やスキルなど異世界で習得したものは使えるという設定なので、いじめっ子な不良(一般ピーポー)は雑魚中の雑魚になってました。

ただ異世界から帰って、穏やかな生活を送るような事はできず、帰還後も何やらToLOVEるじゃなくてトラブルに巻き込まれていきます。
裏の世界では強い敵も異世界を救った勇者の前では…そんなちょっと無自覚な無双を楽しむ漫画です!

異世界帰りの勇者が現代最強!のあらすじ紹介

以下、ebookjapanの異世界帰りの勇者が現代最強!紹介ページより抜粋です。

異世界に転移して勇者になった森下大樹は、みごと魔王を打倒して日本に戻ってきた。 大樹は身につけた力を隠しながら、平穏な日々を満喫していが……。 この現代では人知れず妖魔や能力者が跋扈する、(今時珍しい)学園異能バトルっぽい裏の世界が広がっていて──!? 「小説家になろう」発、異世界帰りの最強勇者と現代育ちの異能美少女達の現代を無双する大人気ローファンタジーをコミカライズ!

異世界帰りの勇者が現代最強!のネタバレ含む感想

この感想は単行本2巻を読んだ時点での感想です。

キャラクターについて

森下大樹(もりしただいき)

主人公で異世界帰りの勇者様。異世界ではお姫様であり戦友でもある美少女に想いを寄せられていたが、異世界には留まらず故郷である地球に帰ってきた。
異世界転移前はいじめられっ子なもやしっ子だった。しかし、異世界で揉まれに揉まれ成長してきたので、帰還後はまったくの別人に。(外見は変わらない)

基本的に穏やかで弱いものいじめは嫌いな性格。というか甘い性格。なので、いじめっ子にも復讐されたり、異世界でも命乞いされたモンスターから不意打ちを食らったりしている。
帰還後は平穏に過ごそうとするものの、輝夜やレーラが裏で討伐しているモンスターに偶然遭遇してしまい、争いに巻き込まれていく。

ちなみに巨乳好きなので、レーラは守備範囲外。

安倍野輝夜(あべのかぐや)

大樹が通う学校の先輩(一つ上の学年)。安倍野家は神道の大家で本物の巫女さん。
大樹曰く「スリム体型なのにFカップの持ち主という巨乳巫女JK」。あれ?大樹さんストライクじゃね?

初対面で大樹に話しかけられた際に、「このビチグソ野郎」というドS系。うん、悪くない。
その正体は代々続く退魔師。魑魅魍魎を討伐している。

最初は正体不明の強力なチカラを持つ大樹を警戒し、携帯メールを使って呪術を飛ばし抹殺しようとする(ひどいっすわー)
色々勘違いを経て、大樹とはメル友兼友達のようなものになる。

ちなみに安倍野家は、大妖・九尾を封印する際に巫女を生贄に出すという胸糞悪い家。
この生贄にならないためにも、日々退魔師として活動している。

レーラ・サカグチ

大樹のクラスに来た転校生。当たり前のように美少女(お子様体型)。
転向してきてすぐに男子をパシらせ、人間椅子にしたりするドSなお子様。あれ?こっちもドS?作者さんひょっとしてドM?

その正体はヴァチカンから派遣された聖教会ドミニオンズ(妖魔の絶滅を目的とした組織)に所属している退魔師。
大樹には「ツンデレ系わがままロリっ子キャラ。実際にいると死ぬほど厄介だ」と評されている。

世界観について

物語冒頭に大樹がいた異世界については情報が少ないですが、おそらくテンプレなヨーロッパ風のヒロイック・ファンタジーな世界だと思われます。
その世界に勇者召喚されて研鑽を積み上げて、異世界最強クラスのレベルまで成長した末に魔王を滅ぼした後、地球に帰還したという設定です。

この漫画における地球は、妖魔が裏では跋扈しており、ヒロインである輝夜とレーラは妖魔を滅するために日々世界の裏側で討伐を繰り返しています。
そんなことは知らない大樹は、異世界で培った能力が地球でも使えることもあって、一般的には強敵とされる土蜘蛛をワンパンで倒したりと無双します。

異世界と地球で違うのは、妖魔からは経験値が得られないこと。異世界では魔物を倒すと経験値が得られレベルアップが出来たが、地球では妖魔を倒しても経験値は得られないので、レベルが上がらず輝夜もずっとレベル1のままでした。

物語中で輝夜やレーラが倒している妖魔は、大妖・九尾が復活間近のときに現れる魔物です。安倍野家は代々退魔師をしている家系ですが、大妖・九尾を封印する際に巫女を生贄に出すという決まりがあり、その生贄にされる巫女はこの復活間近のときに現れる妖魔討伐数が一番低い巫女が選定されることになっています。なので、輝夜は日々妖魔との戦いを繰り広げているのです。

レーラが所属している組織も安倍野家のように退魔師をまとめ上げている組織のようです。ドミニオンズという名称以外はいまのところあまり解説が出てきていません。組織の頂点に君臨するのは猊下と呼ばれていました。

ストーリーについて

いじめられっ子だった主人公・森下大樹が異世界転移し、世界を救った後の地球(と思われる)に帰ってきてからのお話。
帰ってきてから、異世界で培った能力が使えるか色々試してみたところ、すべて使えてしまう模様。最大級の魔法を海に向けて放ってみたら翌日ニュースになってしまうほど。
これはまずい。自重しなくては…となるべく目立たないように行動を心に決める大樹。

異世界を救ったという大仕事をやってのけた漢の余裕からか、いじめっ子も軽くいなし順風満帆の学園生活を送るはずが…安倍野輝夜と関わるようになってから地球でも裏では妖魔なる魔物が存在し、退魔師である輝夜が討伐していることをなんやかんやあって知ることになります。輝夜とは出会いこそご褒美じゃなかった、ひどかったもののメル友→友達→セフレ?とランクアップしていきます。
一方のレーラとも教室が凶悪犯に占拠された際に、実力の一端を見せてしまったことから親密度が上がっていってしまうことに。可愛そうな大樹クン。

ただ元々の性格からか、性格が著しくユニークな輝夜やレーラとも何とか仲良くしていくことに。
そんな中、輝夜は大樹の助けもあってレベルアップし、順調に妖魔の討伐数を伸ばしていき一時はトップに君臨する。しかし、姉妹たちの妨害に遭い最終的には最下位になってしまう。
最下位なるということは生贄にされるということ。覚悟を決める輝夜。そうとは知らず、憧れていた委員長(巨乳)とのデートに浮かれる大樹。

しかし勇者らしく、2巻の最後はこのセリフで締めくくられるということで、委員長ルートから外れ輝夜ルートに入った模様。
「てめえか…俺の友達を泣かせたのはてめえかあっ!」

異世界帰りの勇者が現代最強!の評価

異世界帰りのコミカライズも割と本数は増えてきた気がしますが、私がいまのところ一番好きなのはこの「異世界帰りの勇者が現代最強!」です。
まず主人公があまりイヤミがないという点が重要です。ちょっと天然で温和というのは、こういった無双系主人公では必須なのかもしれません。
キャラクター面もたかやKi氏ということもあってか、可愛さは抜群です。性格面がぶっ飛んでるところもGOOD!

ストーリーも異世界×妖魔という少し捻りを利かしており、主人公の無双具合もあまりいまのところは目立たせすぎない形なので、食傷気味になっている人にはちょうどよい塩梅かもしれません。
世界設定は、異世界では経験値によるレベルアップが可能で、地球では不可というところが今後どのようになっていくのか。
地球での妖魔を筆頭とした魔物や、その魔物を狩る組織とどのように絡んでいくのかが重要なポイントになりそうです。

ということで、異世界帰りの勇者が現代最強!の評価は、(ドラムロール)

★★★★星4つです!

星4つ多い気がするのですが、5は簡単にはあげられないよ!ということです。

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